キャッシングとカードローンは、どちらもカードを使ってお金を借りる方法ですし、かなり似通っている部分が多いため、その違いが分からないという人も多いでしょう。しかしこの2つの方法には違う点もあるため、利用する際はあらかじめそのことよくを知っておく必要があるでしょう。
まず「キャッシング」とは何なのかというと、主にクレジットカードに付いているキャッシング機能のことを指します。このキャッシング機能とは、クレジットカードを使って現金を借りることが出来る機能のことであり、ショッピング枠と区別するためにキャッシング枠とも呼ばれています。
一方の「カードローン」は、銀行や消費者金融が行っている無担保融資サービスのことを指すと言えるでしょう。
担保とは
https://kotobank.jp/word/%E6%8B%85%E4%BF%9D-95485
では、キャッシングとカードローンの具体的な違いは何かというと、まず挙げられるのは「使用するカードの違い」です。キャッシングの場合は、買い物に使えるクレジットカードを使用しますが、カードローンは融資専用のカードを使用するという違いがあります。
次に挙げられる違いは「返済に関する違い」です。カードローンの場合は返済日までに返済すればOKなのですが、キャッシングの場合は返済日以前に返済を行っても、必ず返済日に口座引落としが行われるという違いがあります。
そして返済方法に関しては、キャッシングの場合は口座引き落しが主な方法になりますが、カードローンの場合はATMでの返済が主な方法になりますし、その他の方法を自分で設定することが可能です。
さらに挙げられるキャッシングとカードローンの違いは「利用が可能になるまでの早さの違い」です。キャッシングの場合は、クレジットカードを既に持っていて、なおかつキャッシング枠が設けられている場合であれば、すぐに利用することが出来ます。
しかしカードローンの場合は、申し込みや審査に時間がかかるため、利用出来るまでに多少時間がかかってしまうと言えるでしょう。それでも、消費者金融のカードローンでは即日融資を行っているところも多いため、比較的早く融資を受けられる場合もあります。
また「金利」の関しては、カードローンの場合は消費者金融系は高く、銀行系は安い傾向にあると言えます。そしてキャッシングの場合は比較的金利が高く、消費者金融系のカードローンと同程度の金利の高さになると言えるでしょう。
ですので、今すぐお金が必要な場合は改めて審査する必要のないキャッシングが便利だと言えますが、金利の安さなら銀行系のカードローンがお得だと言えます。